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創作ドウワ

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カズーイの冒険19

もう誰もがあきれてしまいました。

「話が違う」とガボが声を出しかけた時

「ちょっと待てよバキ!」とカズーイが呼び止めました。

「ミミーが土下座までしてお願いして頼んだのに、あの態度はどう
いうつもりだ!」

カズーイは両手をぶるぶる震わせながら顔を真っ赤にして
バキにとびかかっていきました。

バキは不意を突かれ、思いっきりカズーイの頭突きを食らいました。
カズーイはそのままバキを床に押し倒し、「ミミーにあやまれ」
といいながらバキを殴りつけようとした時、カズーイのこぶしをミミーが
抑えました。

「カズーイ、もうやめて。こんな人を殴ったところでもう、どうにかなるわけじゃないわ」
「でも、腹の虫がおさまらないよ、ミミー」
「もう放っておきましょ。カズーイお願いよ」
そういってミミーはカズーイを見つめました。

カズーイは渋々バキから離れました。

バキはのっそり起き上がり「みなさんよ、これで気が済んだかい」というと
頭突きをされたあごを両手で抑えながら巣穴から出て行きました。

それを見送り、バキがいなくなるのを確認すると、ミミーが

「私、さっき気がついたんだけど。ガボさん、何を言おうとしたの。」

とガボに訊きました。

ガボは少し戸惑ったように話しだしました。

「実は、さっきバキと二人で取っ組み合いをしながら話し合ったんだよ」
「アイツも性根はいいやつなんだ。実はあいつもすごく後悔をしているんだ」

「そんな話信じられるか!」とカズーイが興奮していうと、

「黙って話の続きを訊くんじゃ。カズーイ」と長老がたしなめました。

「カズーイ、君の気持ちやはよくわかる。でも、少し話をさせてくれ」

そうガボに言われるとカズーイはおとなしく耳を垂らして頷きました。



カズーイの冒険20

ガボは少し間をおいてから話し始めました。

「カズーイやミミーは知らないのは無理もないけど、この森の南側、特に
このヒノキのそばに住んでいる仲間達はみんな知っていることなんだけど.....」

ガボは思い出すように眼を閉じながら話し始めました。

「バキは以前は陽気でおしゃべりが大好きな人気者だったんだよ。あんな事故
起こすまでは」

「あんな事故?....」カズーイは訊き返しました。

「バキが子供のころ、初めて空中を滑空したとき、自分の不注意からバランスを崩して
地面に激突したんだ。その時、助けに入った父親がクッションの役割を
してバキは何とか助かったんだ。」

「でも、それが原因で父親が亡くなり、自分も大事な飛膜を破ってしまって
空を飛べなくなってしまったんだ.....」

カズーイとミミーは黙って話を聞いていました。

「その事故の後、バキは自分を責めつづけ、すっかり自分に嫌気を
さしてしまったんだと思う」

「その後のアイツは巣穴にこもりっきりで、外に出てこようとしなかった」

「心配したみんなが慰めに行くと、俯いたまま返事さえしなかった。そのうち、
さげすむような嫌な目つきで見返し、悪口を叩くようになっていったんだ」

「そんな事をされれば誰だって、もうバキの相手なんてしたくなくなるよね。
それ以来だれもがバキの事は放っておくことにしたんだ。というより無視
するようになっていったんだ」

「それが余計アイツを意固地にしてしまったらしい....。たまに下に降りてきては
見つけた相手に悪態をつくようになってしまった」

「そうなるとバキの事をみんなが、余計に厄介者扱いをするようになり、それに
気が付いたバキ自身も、巣穴から滅多に外に出て来ることはなくなったんだ」

「今回本当に珍しく外に出て来たんだ」

「だからって、あんなことをしていい理由になんかならないよ」
とカズーイはくやしそうにいいました。


カズーイの冒険21

ガボは話を続けました。

「そう、その通りだよカズーイ。だから今回はさすがに腹が立ってバキを問い詰めたんだ」

「だけど、バキは何も答えず黙って俺に殴られたよ。あいつは弁解をしようとしなかった」

「それで、その時、バキの心の中が初めてわかったような気がしたんだ」


「だからおれは、お前の本心をきかせろ。とオレはせまったんだ」

「それで、初めてバキはボソッとこぼしたんだ。バキはこう言ったよ」

「今まで孤独で本当に寂しかった。みんなと本当は仲良くしたかったんだ.....」

「でも、今更どうやって仲直りしていいかわからないんだ。巣穴の中でいつもずっと
そうやって悩んですごしていたんだ」

「バキはそういって泣いていたよ」

「そんな時に今日の外の異変に気が付いたらしい」

「あの木の箱は突風に弱い。風が吹いたらあぶない。と心配して巣穴から
顔を出してみていたそうだ」

「ところが、カズーイが不用意に木の箱から大きく体を乗出しているのを見て
すぐに危険だと思い、バキは巣穴からいつの間にか飛び出したらしい」

「その時突風が吹いてカズーイが木の箱から飛び出されたのを見たと言っていたよ」

「バキは、助けるつもりでミミーの所へ走り寄ったらしい。その時、テルの
姿を見かけたと言っていたよ」

「テルがいるなら俺のでる幕じゃないと思いいったん引き返そうとしたらしい」
「そこをミミーに呼びとめられた。と言っていた」






旅行用キャリーバッグの転がし方

旅行用の、カラカラ転がしながら運ぶあのキャリーバッグですが、
ここ2~3年で特に増えたように思います。

たいていの方は引きずって転がしているようです。
使ったことはないですが、たぶん自分でもそうするだろうと思います。

まあ、その方が運びやすいし扱いやすいという事ですが。

ただ、場所をわきまえて転がしたほうが良いのではと思います。

乗り換えターミナルの、混雑しているコンコースなどで、同じように
転がしているとどういう事になるでしょう。

通勤通学時の朝など、皆が急いでいる様な時は、人と人がクロスしながら
人ごみの中を縫うように歩く、あるいは小走りに進むことなど普通に
あります。

人が右から、左から自分の前を横切ります。その時キャリーバッグを
引きずって運んでいる人が、たまたま自分のすぐ前を横切ります。

すぐ前を横切るので足元は見えていません。考えているのは、この人を
やり過ごした後、次はどう進もうかと勝手に頭は進路を探しています。

その人が、自分の前を横切ってやりすごしたと思った瞬間、自分の足元に
キャリーバッグが通り過ぎようとしている。

あわてて、自分に急ブレーキをかけ何とかこけずにやり過ごす。

こんなことがあるたびに思います(*_*)

運んでる人は後ろを気にしないで引きずっているから危ないのです。

理想は自分の真横で転がすのがベターだと思いますが、それでは運び
にくいですよね。

なので、前に押しながら運ぶようにしたらどうでしょうか。

そうすれば、持ち主も荷物が見えるわけですから、後ろから引きずる
よりは安全だと思います。

どうでしょうか <(_ _)>


カズーイの冒険 22

カズーイとミミーは黙ってガボの話を聞いていました。

ガボは話を続けました。

「バキは急に呼び止められたので、引き返す事も出来ず戸惑ったらしい」
「戸惑うってのも変な話で、あの状況ならすぐに助けに入る
のが普通のはずなんだけど」

「でも、カズーイ、少し考えてみてくれないか。バキは、極度の
対人恐怖症だったんだ」

そこに、テルが話に加わりました。

「そう、私が助けに入ろうとしたら、バキがミミーと話をしていたのよ」
「もしかしたら、これでバキは変われるかもと思い、ミミーには悪いと
思いながらも、少し様子を見ることにしたの」

「結果は、カズーイ達にわるいことをしたわ。でも、バキにもかわって
ほしかったのよ」
「だけど、あの状態でもバキはあんな卑屈な態度をとっていたわ。
これはもう危ないと思って、、、、。それで私が飛び出したのよ」

テルは話を続けました。

「わたしさっきまでは、バキの事をホントに許せなかった」
「でも、ガボの話を聞いてわたしバキの事を信じたいと思ったわ」
「ミミー、カズーイ、バキの事許してやってほしいの」

ガボが、話を続けました。

「バキに、一緒にミミーとカズーイに謝りに行こうといったんだ」
「それで、さっき一緒にやってきたんだよ」

「カズーイ、ミミー。さっき何でアイツがあんな態度をとったか
わかるかい?」
「今、少し冷静になって考えてみたら、あれが、やつなりの
謝り方だったんだと思う」

「あんな謝り方があるか!」
とカズーイは、また少し興奮して言いました。

すると、ミミーが

「少しわかる気がするわ、カズーイ」
「だってあの人、カズーイに頭突きを食らっても殴り返そうと
しなかったもの」

カズーイは少しハッとしたようでした。



カズーイの冒険 23

ガボが言いました。
「カズーイ、ミミー少しは分かってくれたかい」

リスの長老も言葉を付け加えました。

「バキがああなったのも我々にも責任があるんじゃ。
許してやっておくれ」

そういって長老も頭を下げました。

リスのカズエさんも謝りました。
「もとはと言えば、私が勧めなければこんな事には
ならなかったのにね、、、」

皆に謝られて、カズーイもなんか気恥ずかしくなってきました。

ガボが、カズーイに言いました

「カズーイ、ミミー。バキが心を開くのを協力してくれないか」
「今日の事はカズーイとミミーには悪いけど。、ある意味バキには
いいチャンスで、もう少しで元に戻れるんじゃないかと思うんだ」

長老もテルも、カズエさんも頷いていました。

カズーイはミミーの顔を見ました。

ミミーもみなと同じ気持ちのようでした。

「わかりました。事情を知ったからには僕たちも協力しましょう。
ミミー、いいね」
そういうとミミーは頷きました。






カズーイの冒険 24

カズーイもミミーも本当はだんだんバキの事が気に
なってきていました。

特にカズーイは、自分の夢ばかり追いかけていている事が
全てだったのに、バキのように、本当に助けが必要な人が
いる事など考えた事もなかったからでした。

少し、後ろめたい気持ちになった事もガボの申し出に協力
する気持ちの後押しをしました。

それと、自分と同じように空を飛びたいと心底思っている
だろうという事も判っているからでした。
特にバキは、もともと飛べる体なのに飛べなくなってしまった
事の悲しみが痛いほどわかるからでした。

カズーイは、ガボとテルと長老とカズエさんに提案しました。

「僕たちは、オオワシのドンキーさんにどうしても会いたいんだ」
「その協力をぜひバキさんにお願いをしたいんだけど、どうだろうか」

「オー、それはナイスアイディアじゃないか」とテルが賛成してくれ
ました。

長老もカズエさんも頷いていくれました。

しかし、ガボとミミーが渋い顔をしていました。

「ミミー、ガボさんどうだろう?」とカズーイはおそるおそる
訊きました。

「カズーイ、そこまでバキの事を信用してくれるのはうれしいけど・・・・・」
「また、裏切られたら、今度こそ本当に落ちてしまうかもしれないよ」
ガボは、心配な顔をしていいました。

「だから、みんなにお願いをしたいんです。人を裏切るのは、
本当につらいことだと思うんです。そんな事になったらもう
誰とも気持ちをぶつけつあう事もわかり合う事も出来なくなってしまう
でしょう?」

「そうならないように、みんなで協力しあいましょう」とカズーイは
少しはにかんだ笑顔でみんなを見回しました。


ガボは、うれしさから涙をこぼしていました。





カズーイの冒険 25

ガボもミミーもカズーイの意見に同意しました。

そこでみんなはどうやってバキを手伝わせるように
仕向けるか相談を始めました。

お母さんリスのカズエさんが言いました。
「そうはいいってもねえ.....、バキは素直に話をきいては
くれないだろうし」

「直接、面と向かって話たってハナで嗤われてしまうじゃろうしなあ...」
と長老も頷きながら言いました。

「バキさんと一番仲がいいのは誰かしら」
とミミーがみんなに訊きました。

「今のやつに、仲のいいやつはいないだろうが、あえてあげるなら、
テルかガボだろう」
と長老は二人を見ながら同意を求めるように言いました。

「実はあたし...見ちゃったんだ。このまえ。」
テルが、少し照れるように言いました。

「何を見たんじゃ、テル」

長老は興味深々な顔をして身を乗りだしました。

「テル、それは言わない方がいいんじゃないか」

とガボは口止めをしました。

「どおしてよ、ガボ」

「これが噂になればバキはますます意固地になっちゃうぜ」

「誰が、噂にするって言ってのよ。ここだけの秘密にすれば
いいじゃないの」

「ここだけの秘密に出来ると思うかい。テル」
とカズエさんの顔をチラッと見てガボが言いました。

「まあまあ、ケンカしないで下さい」
とカズーイが割って入りました。

「ベルセルク 黄金時代篇」覇王の卵

今公開中の「ベルセルク 黄金時代篇II」を観るために、
昨日、TUTAYAで「覇王の卵」を借りてきました。

うっかり、ブルーレイで借りてしまい、借りた後すぐに
気が付いたのですが、幸いノートパソコンで観れるので
そのまま借りてしまいました。

が、しかし、大失敗でした。

あれだけ迫力のある作品は、15インチくらいの画面の
ノートパソコンじゃ迫力が台無し。

ストーリー、音楽ともに楽しめましたが、せっかくの
映像美や、戦闘シーンの迫力が....(T_T)


「ベルセルク 黄金時代篇II」は劇場の大画面で楽しむぞー



Appendix

プロフィール

ガボテンマサ

Author:ガボテンマサ
どうわへようこそ
娘が幼稚園の時に創作したお話をアレンジして、少しづつアップいます。
読み続けるとどんどんはまっていく内容だと思います。

感想などお聞かせもらえればさらなる励みになります。
悪態でもかまわないので足跡を残してくださいね。

サイト運営者メールアドレス
gaboten@tbz.t-com.ne.jp

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