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創作ドウワ

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カズーイの冒険 47

カズーイ達をヒノキの天辺につれて行く方法として、
ゴンドラを使う事をカズエさんと長老が提案しました。

「だけどゴンドラは安定してないし、また突風が吹いたら危険じゃないかなぁ」
とガボが心配そうに言いました。

「そうよね、構造上どうしても傾いちゃうし....」
テルにもあまりいい方法とは思えませんでした。

「一番確実なのは、木登りの上手な人に背負ってもらって行くのが手っ取り早いんじゃが...」
と長老も立てた腕のこぶしにあごをのせながら、考えるように言いました。


「でもそれじゃあ、バキには協力は出来ないわよ」
「それに危険なのはゴンドラが傾くからでしょう。
だったら傾かないにようすればいいだけじゃないの」

とカズエさんが両手を大きく左右に広げながら言いました。

「そりゃそうだけど、でもどうやって傾かないようにするんだい」とガボが訊くと

「それをこれからみんなで考えるんじゃないの」と、カズエさんが何をいまさらといった顔で
サラッと言いました。

「でもどうやって」と、みんな考えをめぐらしはじめたところに

「オオワシのドンキーさんに降りてきてもらうというのはどうでしょう?」
とミミーがおそるおそる提案しました。

「おお、それもそうじゃな」
「そうか、それをバキに伝えてもらおう」


長老もガボも賛成しました。

「アヤちゃん、バキにお願いしてくれる?」
とカズエさんも賛成しました。

「わかりました。バキさんに言ってみます」
とアヤちゃんはニコッと笑顔で答えました。

「だけど、お願いする本人が行かなくて図々しくないですか?」
カズーイは心配そうに訊きました。

「それはそうかもしれないけど、カズーイは木に登れないだろう?」
「だったら、登れる人にカズーイの思いを届けてもらえばいいじゃないか」
「人には得手不得手があるものさ」

とガボが諭すように言いました。

「その代り、カズーイにはドンキーへの手紙を書いて貰うわよ」
とカズエさんがカズーイにウィンクして言いました。

「やめて下さいカズエさん。ボクにはミミーがいるんです」
とカズーイがカオを赤らめて抗議しました。

「なぁーに顔を赤らめてるの、初心なのねえ、カズーイったら」といってカズエさんが楽しそうに
笑いながら言いました。

アヤちゃんもミミーも一緒になって笑ってしまいました。

「よし、話が決まったという事でこれからお茶にしようじゃないか」

長老が大きな声でそういうと

「もう用意が出来てますよ」
と長老の奥さんがお盆にお茶と木の実をを載せてみんなの前に置きました。

みんな言葉には出さないけれども、この何気ない気配りに長老夫妻の仲睦まじさが
伝わってきました。





カズーイの冒険 48

カズーイ達は長老夫妻にお礼を述べて巣穴を後にしました。
外は日も暗くなり始めていました。

カズエさんは
「じゃあまたねカズーイ、ミミー」
と手を振りながら、赤ちゃんの事が気になるのか、急いで自分の巣穴へと
帰って行きました。

「それじゃ、これから私はバキさんに、ドンキーさんの所へ行ってくれるように
お願いしてくるわ」
とアヤちゃんが紅潮した顔で言いました。

「あっ!それなら僕も一緒に行くよ」とカズーイがあわてて言いました。

それを聞いたミミーが 「私も一緒に行くわ」 というと、

「いや、ミミーとテルは僕の巣穴で待っていてくれ」 と、ガボが思案気に言いました。

「バキはあの性格だからあんまり大勢で行くのは良くないと思うんだ」

「分かったわ。私たち待っているから。ね、ミミー!」

と、テルがミミーの心配そうな顔に 「大丈夫よ」 という顔をして元気よく言いました。

「ミミー、ちゃんと話してくるから心配いらないよ」
カズーイがミミーの頭を右手で「クシャッ」っと撫でながら言いました。

「おいおいあんまり見せつけないでくれよ」
ガボがカオを赤らめて文句をいうと、

「あんたが照れる所じゃないでしょ!ガボ」
とテルが呆れた顔をして両手を広げながら言いました。

「ごめんなさい!ケンカしないで下さい」
カズーイとミミーが声を揃えて謝りました。

それを聞いていたアヤちゃんが 「クスクス」 と楽しそうに笑いました。
「皆さんホントに仲がいいんですね」
「バキさんも皆さんの話を聞けばきっと心を開いてくれると思います」

アヤちゃんはしみじみと言いました。

カズーイとガボが気を引き締めるようにして元気よく言いました。

「それじゃこれから行こう!」



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ガボテンマサ

Author:ガボテンマサ
どうわへようこそ
娘が幼稚園の時に創作したお話をアレンジして、少しづつアップいます。
読み続けるとどんどんはまっていく内容だと思います。

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悪態でもかまわないので足跡を残してくださいね。

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