創作ドウワ

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カズーイの冒険 59

ミミーがすぐにテルの所に駆け寄り、

「テル、本当に怖かったよね」
そう言うと、そっと肩を抱きしめました。

「うぇーん!・・・・本当に喧嘩になったらどうしようと思ったら」
「怖くて怖くて」「でも、あたしがしっかりしないとと思って・・・・」

そう言ってミミーの背中をギュっと抱きしめボロボロ泣きました。

ガボは、
「あのテルがこんなに取り乱すなんて!」
と思うと不思議とモヤモヤしている自分に気づきました。

ガボはリョータの言葉を思い出しました。

「ガボ、テルだって女の子なんだぜ・・・」

「ほら見ろ、ドンキー!」
「早く謝って来い」
ケンがそう言って慌ててドンキーの背中を押しました。

ドンキーは、ミミーの脇からおずおずとカオを出し、
「テル、ごめんよ。怖がらせてしまって」
そう言って精いっぱい「ニッ」と笑って見せました。

それを見て、突然テルが「プッ」と吹き出し、
「やーい!ひっかかった~!」と突然笑い出しました。

「脅かしたドンキーが悪いんだからね」
「これでおあいこだよ!」


そういって、ドンキーに向かってウィンクしました。

ガボは唖然としてしまいました。
「心配して損した~」と心の中で自分を罵りました。

しかし、ガボ以外のみんなは知っていました。

あの涙はウソじゃなかったと。
テルが照れ隠しにごまかしたという事を。

カズーイ、ドンキーでさえ気付いていました。

「ミミー、ありがとう」そっと小さくテルがミミーの耳元でささやきました。

ミミーは小さく頷きました。


カズーイの冒険 60

「さっ、話の続きを聞かせてよ。ガボ」
「ドンキーもお母さんの登場を待ってるんだしさっ」

テルが、照れを誤魔化すように、俯いて話の続きを促しました。

ケンはそんなテルの気持ちを察して
「そうだったな、それじゃ、続きをガボがしてくれよ」
と、ガボにバトンを渡しました。

さっきの件でモヤモヤを感じてたガボは、テルの顏をそっと見ていました。
そこに急に話を振られてしまい、あわてて

「え!、で、どっ、どこまで話したんだっけ?」

ガボは、動揺を隠せませんでした。

「長老の家で朝ごはんを食べたところまでよ」
と、テルが上目づかいでガボをそっと見て教えてくれました。

ガボは一瞬、その目にドキッとしてしまいました。

「あ~、ウォホン!」と慌てて咳払いをして素っ頓狂な上ずった声で、

「あ~そうそう、そっ、それで長老の家で、しょっ、正午まで気を紛らわせるために
ヨッ、ヨシと、ナナとあっ、遊んでたんだ!」


ガボがなんとか話を続けました。

みんなは、そんなガボの顔を見て、お腹をかかえて大笑いしてしまいました。

バキは床を転げまわって大笑いしています。

さっきまでの緊張が一気にほぐれていきました。

そこに、
「ね~、ね~!かあちゃんは何時でてくんの~!」
と、ドンキーがじれて間の悪い質問をしました。

それをきいて、またみんな大笑いです。

ドンキーがこんなに可愛らしいとは知りませんでした。

「いいいから、もうちょっと待ってろ」と、ケンが笑いながら、ドンキーをたしなめました。



Appendix

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ガボテンマサ

Author:ガボテンマサ
どうわへようこそ
娘が幼稚園の時に創作したお話をアレンジして、少しづつアップいます。
読み続けるとどんどんはまっていく内容だと思います。

感想などお聞かせもらえればさらなる励みになります。
悪態でもかまわないので足跡を残してくださいね。

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gaboten@tbz.t-com.ne.jp

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