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カズーイの冒険 43

「えっ、どういう事ですかガボさん!」
とカズーイが思わず興奮して訊きました。

周りのみんなも「・・・・」とガボの言っている意味が
理解できませんでした。

「昨日、カズーイがヒノキから落ちるのを見てた時にそう思ったんだよ」

そう言うと、ガボは続けました。

「最初は確かに落っこちているという感じで落ちていったんだよ。だけど、
ボクの尻尾で巻き取るちょっと前の瞬間には、落ちるっていうより、ちょっとだけども
なんか滑空しているという感じがしたんだ」
と説明しました。

「カズーイはどうだったんだい。その時の事を覚えているの?」
カズエさんが勢い込んで訊きました。

「そういわれても・・・・。少し待ってください」

そういうとカズーイは、その時の記憶を呼び戻すようにそっと目を閉じて
その時の記憶をたどっていきました。

しばらく周りに沈黙が漂いました。
みんなもカズーイが思い出すのを固唾をのんで待っていました。

それから暫らくしてしてカズーイが突然

「あっそうです」

と興奮して大きな声で言いました。

「そうです。思い出しました。そうなんです。ボクはもうダメだ。とあのときに
確かに覚悟を決めました」
「そう覚悟をしたら不思議と体の力が抜けたような気がして。その時に、最後に空を飛ぶ
夢がかなってよかったと確かに思いました」
「そうなんです。なんか飛んでいる様な錯覚をしました」

そういうと、カズーイはいったん言葉を切り、恥かしそうに話を続けました。

「その次の瞬間に体にがくんと大きな衝撃が走りました。
後でわかったんですが、それがガボさんの尻尾が僕に巻き付いて助けてくれた
衝撃でした」

そういうとカズーイは姿勢を正して

「あらためてお礼を言います。ありがとうございます。ガボさん。テルさん。みなさん」

そう言って耳を垂らしながら頭を下げました。

「そう何度もお礼を言わないでよ。照れるじゃない」

とテルが言うと、ガボも

「そうだぜカズーイ。俺らはもう仲間なんだからさあ」

そういって「ニッ!」と笑いました。

ガボは、上手に笑顔を作ったつもりでしたが、
少し恥ずかしがりながら笑ったものだから、くちびるがよじれて、
目がピクピクしていました。

それを見たみんなは、せっかくのいいところなので
おかしいのを必死でこらえていました。

しかし我慢できなくなったテルがいきなり
「あはははは!ガボったら」
と言って大きな声をあげて笑い出しました。

もう長老も、カズエさんも、リョータもカズーイもみんな一斉に
笑い出しました。

ガボも一緒になって笑ってしまいました。

そんなみんなが笑っているところへ、

「すみません」

と巣穴の外から声がありました。





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ガボテンマサ

Author:ガボテンマサ
どうわへようこそ
娘が幼稚園の時に創作したお話をアレンジして、少しづつアップいます。
読み続けるとどんどんはまっていく内容だと思います。

感想などお聞かせもらえればさらなる励みになります。
悪態でもかまわないので足跡を残してくださいね。

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gaboten@tbz.t-com.ne.jp

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