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カズーイの冒険 65

「ところでこの島には、そんなにバナナの木はないわよね?」

テルが、ケンとガボに訊きました。

「うん、」

とケンが答えて説明を始めました。

「さっきも話たように、あの事があって以来、オレはよくマザードンキーの巣へ遊びに行くようになったんだ」
「そこでオレはドンキーの兄のようにして遊ぶようになったんだ」

ガボの方を笑いながら見て言いました。

「なにしろガボがイヤがって来ないからね」

みんな、ケンの話に聞き入っていました。

ケンは話を続けます。

「すると、何回かに一度は必ずバナナをマザードンキーが出してくれるんだ」
「オレは不思議に思ってマザードンキーに訊いてみたんだ」

「このバナナは何処から持ってくるの?」

「うふふふ・・・・」「どこだと思う?ケン・・・」

「って楽しそうに笑って訊きかえすんだけど、オレにはさっぱり判りっこないから不思議な顔をしていると」

「ケン、ワクワク島から持って来ているのよ」

「エ!ワクワク島から・・・・」
「そんな遠くから持ってくるんですか?」


「遠くなんて大げさねえ・・・。ケン」
「ワクワク島なんて、私にとってちょっとした散歩よ」

「ドンキーだって今はまだ飛べないけど、飛べるようになったら一っ飛びよ」
「どう、今度私が連れて行ってあげましょうか?」

「ネエ、ネエ お母さん。ボクも行きた~い!」

「もちろんドンキーも一緒よ」

「ワクワク島にはバナナがいっぱいあるんですか?」

「そりゃい~っぱいあるわよ~!」

「ぜひお願いします!」

「って答えていたんだ」

「お友達のガボちゃんの連れて行ってあげたいけど、二人いっぺんはちょっと厳しいわねえ」

「ねえお母さん。2回に分けて行けばいいんじゃない?」

「そうね、向こうで何日か泊まってもらえば大丈夫よね」

「オレ、ガボに訊いてきます!」

「そう言ってすぐにターザンごっこをしているガボの所に行って」

「オレ、しばらくワクワク島へ行ってくる!ガボも行こうよ」

「興味深々のカオになったガボが」

「エ~!どうやって行くのさ?」

「マザードンキーが連れて行ってくれるって!」

「そう言うと、ガボのカオが急に暗くなって」

「ケン!やめておけ!」
「マザードンキーに食べられちゃうぞ!」



「オレはそれを聞いて可笑しくなって大笑いさ!」

「アハハハ~!何言ってんだよ大丈夫だよ。ガボ!」

「なぁ、いっしょに行こうぜ」

「オレは行かない。どうしても行きたいならケン一人で行ってくれ」

「そうガボがいうんだ」

そう言ってまたガボのカオを笑ながら見ました。

話を聞いていたみんなも心から思いました。

「あの時の誤解がねえ・・・・・」

それにしてもターザンごっことはいかにもガボらしいとも・・・・・

ガボはあらためて心の中で思っていました。

「ケンが、食べられなくて本当によかった!」と・・・・





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ガボテンマサ

Author:ガボテンマサ
どうわへようこそ
娘が幼稚園の時に創作したお話をアレンジして、少しづつアップいます。
読み続けるとどんどんはまっていく内容だと思います。

感想などお聞かせもらえればさらなる励みになります。
悪態でもかまわないので足跡を残してくださいね。

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